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今年もお米づくりの始まりです。サイエンスラボの田んぼでは毎年冬期湛水不耕起栽培と呼ばれる自然農法のやり方でお米づくりを行っています。収穫したお米は翌年のイベントの昼食に用いられます。羽釜を使って薪で炊いたご飯は格別です。今回はその最初の「種まき」を行います。まずは主催者挨拶、講師(JAふくしま未来地域支援課 高田優作先生)自己紹介、続いて年度初めなので参加者の皆さんにも自己紹介をしていただきました。

自己紹介の次はいつも行っている「動物・植物・菌」という生き物の分類のお話と、私たちが食べている食べ物は「生き物」であるという授業です。もちろんお米は稲という植物の種子であり、
私たちはそれらを彼らの意思(?)とは関係なく育てて食べてしまっているのです。それを私たちは「悪い」とは考えていませんが、大事なことはそれらの食べ物を大切にありがたく頂く必要があるのではないかということなのです。

続いて高田先生に教わりながら種まき用のポットシートに苗みどりという育苗用の培養土を入れていきます。小さな穴に半分から7割程度の量の培養土を入れるそうです。

ポットシートのそれぞれの穴に必要な培養土を入れ終わったら、乾燥しないように水で湿らせます。そして芽出しを行った種籾を配ります。

1つの穴に3粒ずつ種籾を蒔いていきます。根気のいる作業です。もちろん大規模農家さんの場合はこの作業は機械で行われるそうです。

ポットシートのそれぞれの穴に種籾を蒔き終えたら、その上に土を被せます(覆土)。

最後にジョウロで水をかけておしまいです。暖かいところで管理し、40〜50日後に田植えする予定です。今日の献立の資料が配られました。

お待ちかねの屋外調理体験です。段ボールを破いて火種にする段ボールビリビリに続いてマッチで火をつけます。ご飯とお味噌汁を作ります。

ご飯が炊けて、味噌汁も出来たようです。みんなで協力して配膳しましょう。

美味しいご飯ができました。

最後はいつもの「科学のポーズ」で集合写真です。


今年も畑での野菜づくりが始まります。最初はいつも通り、動物・植物・菌という生き物の分類と、私たちの食べ物が生き物であるという内容の授業です。そのあとは耕運機(管理機)を使った畑の耕し体験です。
耕運機を使って畑の土を耕し終えたら、今度は鍬を用いての畝作りです。畝は土を高く柔らかく積むことで、野菜の根が伸びやすくなる効果があるとされています。奥から手前に土を引き寄せ、向こうに回って同じように土を手前に引き寄せると、両方からの土が合わさり畝になりました。
畝ができたら今度はそこに夏野菜(トマト、ナス、ピーマン、シシトウ、唐辛子、じゃがいも)を植えていきます。ここで植えた野菜は夏に収穫して夏野菜カレーを作る予定です。
夏野菜の苗の定植のあとは、さつまいもの苗の定植です。かなり大きな畝の頂上に10本のさつまいもの苗を植えました。続いて畑に大豆を蒔きました。大豆は秋に収穫して12月に味噌を仕込む予定です。
野菜の苗を植え終わったらお待ちかねのご飯炊きと味噌汁づくりです。ご飯が炊けるのを待つ間に田んぼに入って土を柔らかくしてもらいました。基本的に代かきは行いませんので、みなさんで土を混ぜてもらうことでその代わりになりました。
作業のあとは美味しいお昼ご飯です。昨年、田んぼで育てたお米を炊いて、一昨年仕込んだお味噌を使って味噌汁を作りました。自給率の高い昼食です。
昼食後に去年の秋に植えたニンニクを収穫しました。寒い冬を超えて大きく育ったニンニクです。
最後に日本語の手話で科学を意味する科学のポーズで集合写真を撮りました。

4月末に種まきを行った稲の苗が大きく育ちましたので、田植えを行います。まずはJAふくしま未来地域支援課の高田優作先生のご挨拶です。続いていつも行っている動物・植物・菌の分類のお話と、食べ物は生き物というお話です。さらにお米は縄文時代にはなかったことをお話ししました。

続いて今日田植えする「天のつぶ」についてのお話です。稲は外国から伝わってきたと考えられています。その後、品種改良を続けてきましたが、主には寒さに強い性質のものが選ばれてきました。しかし近年の温暖化によって高温に強い品種が求められるようになり、天のつぶは(1)暑さに強い(2)背が低くて倒れにくい(3)高収量という農家さんが喜ぶ3つの特徴がある福島県のブランド米であることをお話ししました。

続いて、高田先生から田植えのやり方についてお話がありました。まず田んぼには手をついて後ろ向きで入ること、歩く時はかかとを上げて足を抜くこと、苗の一番下を持って深く植えること、手を開いてパーの間隔で苗を植えることなどの説明がありました。

こどもたちは恐る恐る田んぼに入ります。田植えも始まりました。

こどもたちも田植えのコツがわかってきたようです。大人もこどもも夢中になって田植えに取り組んでいます。

田植えが終わったので、次はお昼ご飯づくりです。まずはお味噌汁に入れる小松菜の収穫。そして火おこし体験です。段ボールを細く破って丸めてかなどに入れる「ダンボールビリビリ」を終えたらマッチで火をつけます。

薪をくべてうちわで風を送ります。ご飯と味噌汁ができました。

いただきますをしてからご飯を食べます。美味しいご飯とお味噌汁ができました。

みんなで食べると美味しいですね。

最後は科学のポーズで集合写真です。


今年度から始まった親子環境エネルギー教室の第1回目は水の自給の重要性を学ぶ「雨水ってなんだろう?」です。講師は株式会社天水研究所の村瀬誠先生です。まずは私から村瀬先生をご紹介して授業の始まりです。最初は雨水の音を再現する楽器の音色からです。

雨粒の形のクイズに続いて、水を入れたコップにコースターを被せてひっくり返すことで大気圧を体験する実験です。

続いて雨の少ない国で使われている雨水を運ぶ道具を見せていただきました。遠く離れた水場から水を運ぶのは大変な労働です。

ミャンマーとバングラデシュの国境付近では内戦から逃れてきた人々が暮らす難民キャンプがあるそうです。そこでは日本と違って地下水が天然の鉱物の1つであるヒ素に汚染されている関係で、人々はその水を飲んで病気になっているのだそうです。それを解決するのは空から降ってくる雨水なのだそうです。雨水は水蒸気が雲となって降ってくるものですので、蒸留水であり最も安全な水資源なのだそうです。

またアフリカのある地域では水を運ぶためにダチョウの卵を使っているそうです。実際に卵に水を入れる体験を行いました。

次にわずかな水を集める道具や村瀬先生の畑で使っている雨水タンクの紹介です。

続いてバングラデシュの学校に設置された巨大な雨水タンクを紹介していただきました。

雨水で淹れたお茶とミネラルウォーターで淹れたお茶を飲み比べてみました。雨水で淹れたお茶はとても美味しかったですが、ミネラルウォーターの方は美味しくありませんでした。

続いてサイエンスラボの畑に設置する雨水タンクにみんなでアルミホイルを貼りました。

物置の屋根にじょうろで水をかけて、雨が降るとタンクに水が溜まることを確認しました。

ご飯を炊いて、味噌汁を作って食べました。

科学のポーズで集合写真を撮りました。


福島市のNPO法人0037(大波)さんからのご依頼によって、大波多目的会場で夏休み親子科学実験教室「牛乳ってなんだろう?」を開催しました。最初は地球誕生と動物、植物、菌という生き物の分類の話からです。そのあとは牛乳は「赤ちゃんを産んだお母さん牛さんのおっぱい」であること、私たち人間も哺乳類の1種であることを学びました。

続いてカッテージチーズづくりです。まずは牛乳パックを開けてコップに牛乳を注ぎます。それを加熱して、さらにレモン果汁を加えて混ぜます。

それを濾紙で濾すてぎゅっと絞るとカッテージチーズが完成です。そのまま、お塩、お砂糖、リッツの4種類で食べました。


アンテナショップ青空さんのご協力でコワーキングスペースアンソレイエで夏休み親子科学実験教室「桃ってなんだろう?」を開催しました。今回のテーマは福島県を代表する桃「あかつき」がどの様に生まれたのかを学ぶものです。まずはいつもと同じく地球誕生、動物・植物・菌という生き物の分類、そして食べ物は生き物であることを学びました。

続いて身近なお花(あさがお、ひまわり、アブラナ、バラ)と身近な果物や野菜との関係性を学びました。特に果物にはバラ科のものが多く、中でも桃は中国が原産地で日本には縄文時代に伝わってきたと考えられているそうです。

現在、桃には1,500の品種があるそうです。ただし桃は実が柔らかく昔から輸送が困難な高級果物として有名でした。ところが今からおよそ70年前の昭和27年に少し変わった桃の品種が生まれました。

「れー13」と仮の名前が付けられたこの桃は赤く熟する前の硬い状態ですでに甘いという変わった特徴があり、全国の果樹試験場で栽培方法の検討がおこなわれましたが、実が小さいという問題を解決できていませんでした。中でも大きめの実を得られる様になった福島県は国のプロジェクト終了後も検討を重ね、ついに250gの壁を越えることに成功したそうです。

その栽培方法は桃の常識とは全く異なっていたそうです。一般に肥料をやり過ぎると桃には良くないのですが、この「れ−13」は肥料を多くあげたことで大きな実をつけるようになったそうです。そしてついに福島県の桃として「あかつき」の名前が付けられました。これはまだ暗いうち、東の空がわずかに明るくなってきたことを意味する「暁(あかつき)」から取られたものです。

では実際に糖度計を用いてあかつきの甘さを確認するために調べてみました。この時計測された糖度は12度でした。

さらに現在、サイエンスラボの畑で栽培中の桃の現在の様子を紹介しました。

最後は科学のポーズで集合写真を撮りました。






























2026.02.01
親子科学実験教室「はちみつってなんだろう?(下平間こども文化センター)」

はちみつってなんだろう?

2026.02.28
第7回地域教育を考える勉強会「幸せをつくる教育」」

地域教育を考える勉強会
