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第8回親子農業食育教室「夏野菜カレーを作ろう!!」

開催日時:平成27年7月19日(日)10時から13時
場所:南相馬サイエンスラボ(原町第一小学校裏)
目的:放射能災害を受けた南相馬市の農業復興
活動資金:公益財団法人浦上食品・食文化振興財団平成26年度東日本大震災復興支援助成金
コンセプト:自分で育てて、きちんと測って、調理して食べよう!!
協力:放射能測定センター・南相馬
参加者:18名(内こども7名、スタッフ5名)
内容:野菜の収穫、カレー調理、薪割り、火おこし、かまど炊飯、試食、集合写真
活動の様子:以下の通り

1、畑の除染の仕組みと実際の測定結果の説明

2、畑除染と野菜苗の定植の様子

3、野菜の事前測定の結果

4、じゃがいもの収穫

5、トマトの収穫

6、ナスの収穫


7、ニンジンの収穫

8、収穫した野菜(左)、枝豆の収穫(右)

9、マッチを使った火おこし

10、カレーの下ごしらえ

11、ご飯とカレー完成

12、カレー試食

13、集合写真


第8回親子農業食育教室「夏野菜カレーを作ろう!!」スライドショー

まとめ
 今から四年半前に発生した東日本大震災とそれに伴って起こった福島第一原子力発電所の事故は福島県の浜通り地方に放射能災害を引き起こしました。

 その影響によって原発から20km圏内は居住に関して様々な制限がかけられ、今もその規制が続いています。

 一方、ほとんどがその圏外に位置する南相馬市原町区は放射能に関する影響も少なく、人々はそうした危機からの復旧や復興に対して懸命に努力しています。

 特に農業が基幹産業であった南相馬市ではお米に関しては今も震災前のおよそ8分の1程度の面積しか行われておらず、野菜についても風評被害が強いため、苦しい状態が続いています。

 南相馬サイエンスラボはそうした農業の復興を目指すため、きちんと科学的に除染を行い、安全を確認しながら親子で野菜作りを体験する親子農業食育教室を開催しています。

 今回の夏野菜カレー作りはそうした農業食育活動の一つのゴールでもあり、きちんと除染すればまた再び農業を再開することができるというメッセージを親子で体験することを通して伝えることが目的でした。

 野菜の収穫や火おこしやかまどで炊くご飯など、普段はなかなか体験できないようなことを子どもたちとその保護者の方に体験してもらうことができました。

 我々の活動は小さな町の小さなものかもしれません。しかし、こうしたことを恐れずに行うことが大事なのです。今も被災地の外から正しく学んでいない人々が批判の声を上げている場合があるようです。

 私たちの活動がいつかそうした方たちの心を開かせるきっかけになればと願っています。

 私たちは今後も親子農業食育は放射能災害被災地の農業復興を目指して様々な食育活動を続けてまいります。今後ともどうかよろしくお願いいたします。


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